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江州音頭
風鈴ふるさとの夏は盆踊り一色で明け暮れた。各村には音頭取りの家があり、普段は鋤・鍬を持つ手に金杖(きんじょう)を持って櫓の上に立つ。芸名は櫻川○○○
同級生の中に音頭取りの家の長男がいたが、だんだんと美声はレコードに変わり,ついに跡を継ぐことは無かった。
                  
もう半世紀も前のことなので記憶があやふやですが・・・
まず、盆踊りは、音頭取りと踊り手の掛け合いから始まる
音頭取り・・・・・・・・・ヤ コリャドッコイショ! 
踊り手の掛け声・・・・ソリャ!シッカリセイ!
音頭取り・・・・・ヤ さてはこの場の皆様へ 
踊り手の掛け声・・・・・・・・・ハ ドッコイ!
音頭取り・・ヤ これからは、ヨイヤセのこれ掛け声を
踊り手・・・・・アリャヨイトヨイヤマカドッコイサノセイ!
ここで音頭取りと踊り手が一体となり、演題が始まり、延々と続く。
演題は「ドモの又平」「うさぎとかめ」「白井権八」などがあった。
親兄弟・近所の人達に連れられて、今日はあちらの村、明日はこちらの村と渡り歩く。


氷   高い櫓の紅提灯、露店のアーク燈のおぼろげな光と匂い、
   金杖のチーンチーンという音色、ヨイトヨイヤマカドッコイサノセイの掛け声
   
みんなみんな遠い日の思い出となった。


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